プレートテクトニクスの地図

世界の全52枚のプレートを表示するインタラクティブ地図です。プレートをクリックすると、面積、移動速度、隣接するプレート、その上にある国がわかります。

レイヤー
地図のレイヤー
収束型 発散型 トランスフォーム型

巨大なものから細長い断片まで、52枚のプレート

7枚の主要プレートが地球表面の81%を覆っています。残りはその間に挟まれた小さな地塊で、多くは一つの国ほどの大きさしかありません。

プレート境界の3つのタイプ

地球を取り巻くプレート境界の総延長は260,794 km。どの区間も3つのタイプのいずれかに当てはまり、そのタイプによって海溝、海嶺、断層のどれができるかが決まります。

収束型境界のプレートテクトニクス図解:海洋プレートが海溝で大陸の下に沈み込み、火山の列にマグマを供給している

収束型 · プレートがぶつかる

沈み込み帯で一方のプレートがもう一方の下に沈み込んだり、2つの大陸が衝突して山脈ができたりします。世界最大級の地震はここで起きます。

91,920 km 全境界の35%

収束型境界とは
発散型境界のプレートテクトニクス図解:中央海嶺で2枚のプレートが離れ、上昇するマグマが新しい海底をつくっている

発散型 · プレートが離れる

すき間を埋めるようにマグマが上昇し、新しい地殻をつくります。その多くは中央海嶺です。陸上では同じしくみで地溝帯が開きます。

94,806 km 全境界の36%

発散型境界とは
トランスフォーム境界のプレートテクトニクス図解:2枚のプレートがすれ違う場所で、川と道路が横にずれている

トランスフォーム型 · プレートがすれ違う

地殻はつくられることも失われることもありません。プレートは断層に沿って横にずれ動き、たまったひずみを浅い地震として解放します。

74,068 km 全境界の28%

トランスフォーム境界とは

1900年以降の巨大地震

上位10件はすべて収束型境界、つまり一方のプレートがもう一方の下に沈み込む場所で起きました。

出典:USGS地震カタログ。プレートは震央の位置で判定しています。

ライブ地図

今日の地震、噴火、熱帯低気圧、オーロラを、プレート境界と重ねて表示します。

あなたの国はどのプレートの上にある?

このプレートテクトニクスの地図について

プレートテクトニクスの地図とは?

プレートテクトニクスの地図は、地球の表面を覆う硬い殻(リソスフェア)がどのようにプレートに分かれ、それぞれのプレートがどこで接しているかを示した地図です。道路や都市の代わりに描かれているのはプレートの縁、つまり一方のプレートがもう一方の下に沈み込む海溝、新しい地殻が生まれる中央海嶺、2枚のプレートが横にずれ動く長い断層です。こうした境界線を地震や火山と並べてみると、地球のしくみがひと目でわかります。強い地震のほぼすべてと火山の大半が、プレート境界の上かその近くに集まっているのです。

この世界のプレート地図は、地球物理学者ピーター・バードによるPB2002モデルをもとにつくっています。PB2002は、研究や教育の場で最も広く使われている全球のプレート境界データです。地表は52枚のプレートに分けられ、その内訳は太平洋プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレートなどの主要プレート7枚、小プレート13枚、そして特に活発な衝突帯に押し込められたマイクロプレート32枚です。このページの線と数字はすべて公開されているこのデータに基づいており、NASAの衛星画像の上に描いているので、海底の海溝や海嶺そのものも見ることができます。

インタラクティブなプレート地図の使い方

このページ上部のインタラクティブなプレートテクトニクスの地図は、スマートフォン、タブレット、パソコンのどれでも、何もインストールせずに使えます。ドラッグで移動し、スクロールやピンチ操作で拡大・縮小できます。プレートをクリックするとカードが開き、面積、地球表面に占める割合、境界の平均速度と最高速度、そのプレート上の大地震と火山の数、隣接するプレート、上にある国が表示されます。検索ボックスでは、どのプレートでも、213の国と地域のどれでも探すことができ、各プレートの詳しい解説ページへもワンクリックで移動できます。

「レイヤー」メニューを開くと、1900年以降に起きたマグニチュード7以上の地震すべてと、過去1万2000年間に噴火した1,214座の火山を表示できます。両方のレイヤーをオンにすると、世界のプレート地図そのものが一つの教材になります。点の分布がプレートの縁をほぼ正確になぞり、とくに環太平洋火山帯ではそれがはっきり見える一方、安定したプレートの内部にはほとんど点がありません。

プレート境界の読み方

この地図はプレート境界を種類ごとに色分けしたプレート境界地図なので、それぞれの縁で何が起きているかがわかります。

  • オレンジがかった赤の線は収束型境界で、プレートどうしが近づいています。沈み込み帯では海洋底がマントルへ沈み込み、深い海溝と火山の列ができます。また、2つの大陸が衝突すると、ヒマラヤのような山脈が押し上げられます。収束型境界は全体の91,920 kmを占め、地球上で最大級の地震を引き起こします。
  • 青緑の線は発散型境界で、プレートどうしが離れていきます。すき間にマグマが上昇して新しい地殻をつくります。その多くは大西洋中央海嶺のような中央海嶺にあり、陸上では東アフリカのような地溝帯に見られます。合計は94,806 kmです。
  • 破線はトランスフォーム境界で、プレートが横にすれ違い、地殻はつくられることも失われることもありません。最もよく知られているのはカリフォルニアのサンアンドレアス断層です。合計は74,068 kmです。

これらを合わせると、世界のプレート境界の総延長は260,794 kmになります。3つのタイプの図解は上に掲載しています。それぞれの境界については、プレート境界の解説で実例とともに詳しく説明しています。

52枚のプレートを描いた世界のプレート地図

学校の地図に描かれているプレートは、ふつう15枚ほどです。バードのモデルがより細かいのは、震源の位置やGPSの観測から、インドネシア、アンデス、パプアニューギニア、エーゲ海などの地域が独立した地塊として動いていることがわかっているためです。7枚の主要プレートはどちらでも同じなので、この世界のプレートテクトニクスの地図は、全体をざっと眺めるのにも、細部をじっくり見るのにも使えます。縮小すると名前が大きく表示された主要プレートが目立ち、拡大するとマイクロプレートが現れます。全52枚のプレート一覧では大きさの順に並べて各プレートの解説ページにリンクしており、プレートは何枚あるのかでは、地図によって枚数が異なる理由を解説しています。

プレートの動き:矢印付きのプレート地図について

教科書では、プレートがどの方向に動いているかを示すために、矢印付きのプレート地図がよく使われます。こうした矢印は、必ず何か(ふつうは隣のプレート)に対する相対的な動きを表しています。この地図自体には矢印はありませんが、その矢印の裏にある数値を確認できます。各プレートの解説ページでは移動の方向をわかりやすい言葉で説明しており、境界の表には隣接するプレートそれぞれに対する相対速度を載せています。その値は年に1 cm未満から、地球上で最も速いプレート境界であるトンガ海溝の26.3 cm/年までさまざまです。これらの数値をもとに、自分で矢印を描き込んだプレートの動きの地図をつくることもできます。下で紹介している印刷用の白地図は、まさにその作業のために用意したものです。

印刷用プレートテクトニクスの地図(プリント教材)

授業で使える印刷用のプレートテクトニクスの地図を4種類、無料で用意しています。カラーのプレート名入り地図、その白黒版、そしてプレート名のない白地図2種類で、白地図は小テストや名前を書き込む練習に使えます。ベクター形式なので、A4やレターサイズからポスターまで鮮明に印刷できます。よく行われる学習活動としては、7枚の主要プレートの名前を書き込む、3種類の境界を色分けする、ライブ地図を見ながら有名な火山や地震の位置を記入する、プレートの動きを矢印で描き込む、といったものがあります。どのプリントも、収束型、発散型、トランスフォーム型境界の解説にある図解と組み合わせて使うと効果的です。

地域や国ごとに拡大して見る

どのプレートにも専用のページがあり、地域の位置図、統計データ、わかりやすい解説を載せています。たとえばカリブプレートのページにあるカリブ海周辺のプレート地図では、このプレートが北アメリカと南アメリカの間に挟まれている様子がわかります。北の縁にはプエルトリコ海溝が延び、東側には小アンティル諸島の火山島が連なっています。自分の住んでいる場所から調べることもできます。国別のプレートでは213の国と地域それぞれの下にあるプレートがわかり、現在地のプレートでは正確な現在地を調べて、最も近いプレート境界までの距離を測ります。

地球の「今」を映すライブ地図

プレートは年に数センチしか動きませんが、その影響は毎日現れています。ライブ地図では、同じプレート境界の上にその日のデータを描いています。アメリカ地質調査所(USGS)のデータを毎分更新する地震の地図と、最後の噴火の時期で絞り込める火山の地図です。地震の地図を1日開いたままにしておくと、プレートの輪郭がおのずと浮かび上がってきます。

データの出典

プレートの輪郭、境界の種類、相対速度はPB2002(Bird, 2003, Geochemistry, Geophysics, Geosystems)に基づいています。衛星画像はNASAのBlue Marble、過去の地震はUSGSのカタログ、火山はスミソニアン協会の世界火山計画(Global Volcanism Program)、国境はNatural Earthのデータです。プレートの面積、境界の長さ、各プレート上の国は当サイトで独自に計算しており、その手順はすべてデータの出典と方法のページで説明しています。

よくある質問

プレートテクトニクスの地図とは何ですか?

プレートテクトニクスの地図は、地球の表面の殻をつくるプレートと、それらが接する境界を示した地図です。境界には、プレートがぶつかる収束型境界、離れていく発散型境界、横にすれ違うトランスフォーム境界があります。このインタラクティブな世界のプレート地図では、これらの境界に沿って集中する過去の地震や火山も表示できます。

プレートは何枚ありますか?

主要なプレートは7枚で、ほかに小さなプレートが多数あります。この地図で使っているPB2002モデルでは52枚を数え、内訳は主要プレート7枚、小プレート13枚、マイクロプレート32枚です。一覧を見る。

このインタラクティブなプレート地図は無料ですか?

はい。インタラクティブ地図、各プレートや国のページ、ライブ地図、印刷用地図はすべて無料で、登録も不要です。スマートフォン、タブレット、パソコンの最新のブラウザで利用できます。

プレート境界の線の色は何を表していますか?

オレンジがかった赤の線は収束型境界で、プレートどうしが近づいています。青緑の線は発散型境界で、プレートが離れていきます。破線はトランスフォーム境界で、プレートが横にすれ違っています。プレート境界の解説。

プレートの動きを矢印で示した地図はありますか?

この地図自体に矢印はありませんが、各プレートのページで移動の方向を説明し、隣接するすべてのプレートに対する相対速度を載せています。教科書の地図の矢印が表しているのは、まさにこの数値です。速度は年に1 cm未満から、トンガ海溝の26.3 cm/年まであります。印刷用の白地図は、プレートの動きの矢印を自分で描き込めるようにつくっています。

プレート地図の白地図プリントはどこで手に入りますか?

印刷用地図のページで、プレート名入り地図と白地図のプリントを、カラーと白黒で無料公開しています。ベクター形式なので、どのサイズでも鮮明に印刷でき、授業でも自由に使えます。

最も大きいプレートはどれですか?

太平洋プレートです。面積は約1億460万km²で、地球表面の約21%を占めます。

プレートはどのくらいの速さで動いていますか?

ほとんどのプレートは、隣のプレートに対して年に2〜10 cmほど動いています。爪が伸びる速さとほぼ同じです。PB2002モデルでは、中央海嶺の拡大速度は平均4.7 cm/年。地球上で最も速い動きはトンガ海溝で見られ、相対速度は26.3 cm/年に達します。

自分がいる場所はどのプレートの上ですか?

現在地のプレートで、現在地をPB2002のプレートの輪郭と照らし合わせて調べられます。国別のプレート一覧から国を調べることもできます。

プレートのデータはどこから来ていますか?

プレートの輪郭と境界の種類は、ピーター・バードのPB2002モデル(2003年、学術誌Geochemistry, Geophysics, Geosystemsに掲載)に基づいています。地震はUSGSのカタログ、火山はスミソニアン協会の世界火山計画(Global Volcanism Program)のデータです。データの出典と方法。