位置
ソロモン海プレートは、パプア半島、ニューブリテン島、ブーゲンビル島に囲まれたソロモン海の下にあり、面積は約129,000 km²です。陸地は載っていません。このプレートで起きた地震は、ココポやパングナなど、パプアニューギニアの最寄りの町の名前で記録されています。
このプレートは、収束する島弧の間に閉じ込められた古い海洋底の残りの部分です。四方を海溝に囲まれ、それぞれの海溝での沈み込みの速さが大きく異なるため、どの隣接プレートの一部ともみなせず、地質学者は独立したプレートとして扱っています。
収束境界だけをもつプレート
ソロモン海プレートの境界はすべて収束型で、これは珍しいことです。北側では、ニューブリテン海溝で南ビスマルクプレートの下に沈み込んでいます。ここでの相対速度は平均で年間約11.3 cm、最大で約15.8 cmに達し、ニューブリテン海溝はPB2002モデルの中でも最速クラスの沈み込み帯です。
南西側では、トロブリアンド・トラフに沿って899 kmにわたりウッドラークプレートと接しています。ここでの収束は年間約1.3 cmとゆっくりで、境界の一部はトランスフォーム断層です。ニューブリテン海溝がブーゲンビル島に向かって曲がる東の角では、北ビスマルクプレートの下に年間約8.2 cm、太平洋プレートの下に年間約9.1 cmの速さで沈み込んでいます。
地震
データセットには、1900年以降このプレートで起きたマグニチュード6.5以上の地震が17回記録されていますが、マグニチュード8に達したものはありません。最大は1972年8月のM7.5で、ココポの南南東約199 kmで発生しました。ほかに1974年のM7.2と2015年5月のM7.1があり、いずれもブーゲンビル島のパングナの南西で起きています。これらの地震の多くは、深さ50 km未満の浅い地震でした。
このプレートに関係する最大級の地震は、実はプレートの境界のすぐ外側で起きています。ソロモン海のスラブがニューブリテン島やニューアイルランド島の下に沈み込む際に破断して巨大地震を起こし、データセットではそれらを上側のプレートの地震として扱っています。1971年のニューブリテン地震(M8.0)とブーゲンビル地震(M8.1)がその例です。
このプレート自体には火山がありません。マグマはスラブが隣のプレートの下深くまで沈んでから生まれるため、このプレートがマグマを供給するニューブリテン島のウラウン山やラバウルなどの火山は、南ビスマルクプレートの上にあります。