位置と載っているもの
ソマリアプレートは、アフリカの東側とインド洋西部の広い範囲を占めています。陸上では、ケニア、タンザニア、ソマリア、ウガンダ、ルワンダ、ブルンジのほぼ全域と、マダガスカルの全域を載せています。エチオピアの約半分とモザンビークの約79%もこのプレート上にあります。セーシェル、モーリシャス、コモロなどの島国や、フランス領のレユニオン島とマヨット島は、プレートの海洋部分に載っています。
PB2002ではマイナープレートに分類されています。多くの教科書では今もアフリカプレートを一つとして描き、ソマリアのブロックをその一部としています。
東アフリカ大地溝帯
プレートの西縁は東アフリカ大地溝帯で、アフリカプレートとの境界です。長さは約9,000 kmで、大部分は大陸リフトですが、横ずれ断層の区間も含まれます。東部地溝帯はエチオピア、ケニア、タンザニアを貫き、西部地溝帯はアルバート湖、タンガニーカ湖、マラウイ湖などの深い湖の連なりに沿っています。PB2002では、地溝帯をはさんだ相対運動は平均で年間わずか0.3 cm、場所によって約0.6 cmです。
このゆっくりとした速さが、プレートの位置づけが議論される理由です。GPSでは両側が離れていることが確認されていますが、モザンビークからモザンビーク海峡にかけての境界の南端ははっきりしません。2つの地溝帯の間にあるビクトリアマイクロプレートや、さらに南のロブママイクロプレートなど、この地域を追加のブロックに分ける研究者もいます。
ほかの縁にある海嶺
PB2002では、ソマリアプレートの境界はいずれも主に発散型です。北側では、アデン湾の拡大軸がアラビアプレートと年間約2.4 cmで隔てています。カールスバーグ海嶺と中央インド洋海嶺の北部は、インドプレートと年間約3.0 cmで隔てています。さらに南では、中央インド洋海嶺がオーストラリアプレートとの境界となっており、年間約4.0 cm、最大5.0 cmと、このプレートで最も速い境界です。
南西インド洋海嶺は南極プレートとの南の境界で、開く速さは年間約1.2 cmしかありません。インド洋の3つの海嶺が出会うロドリゲス三重会合点が、プレートの南東の角にあたります。
地震と火山
1900年以降、このプレートではマグニチュード6.5以上の地震が23回起きていますが、マグニチュード8のものはありません。最大は1990年のM7.2で、南スーダンのジュバの東北東約69 kmで発生しました。これは、境界のアフリカ側で起きたM7.1と同じ一連の地震です。2006年にはモザンビーク中部でM7.0、2005年にはカレミエ近くのタンガニーカ湖周辺でM6.8の地震が起きました。海域では、1904年にカールスバーグ海嶺でM7.0、2023年にプリンスエドワード諸島周辺でM6.8が発生しています。
データセットには49の火山が登録されています。タンザニアのオルドイニョ・レンガイ山は、ナトロカーボナタイト溶岩を噴出することが知られている唯一の活火山で、その溶岩は黒く流れ、風化すると白くなります。レユニオン島のピトン・ドゥ・ラ・フルネーズ山は世界有数の活発な火山で、グランドコモロ島のカルタラ山は大きな山頂カルデラをもっています。マヨット島沖では、2018年から新しい海底火山ファニ・マオレが海底に成長しました。ジブチのアルドゥコバ山、タンザニアのメルー山、そしてケニア区間の地溝帯にあるザ・バリアやエムルアンゴゴラクなどの火山が、よく知られた火山の顔ぶれです。